ウェザリングの展示会に感動!ウェザー・リポート・ニーガタ2026レポート

雑記

こんにちは、飽き性モデラーです。10月25日に燕三条で開かれたウェザリングの展示会「ウェザー・リポート・ニーガタ2026」に参加してきました。

結論から言うと、レベルが高くて感動しました。ウェザリングという共通点だけで、戦車も飛行機もカーモデルも1つの会場に並ぶ。だからこそ、自分の鉄道模型にはない汚し方がたくさん見つかる一日でした。今日は、会場で撮った作品を紹介します。

ウェザリングの展示会「ウェザー・リポート・ニーガタ」とは

会場は燕三条地場産業振興センター メッセピアです。ウェザリングをした作品ならジャンルを問わず展示できるイベントで、鉄道は「その他」の枠になります。

なお、私も「信越本線 鯨波〜青海川を行くEF81貨物」のモジュールで参加しました。新潟の海沿いを走り込んだ汚れを、屋根から下まわりまで重ねた作品です。

ウェザリングしたEF81貨物列車のNゲージモジュール
飽き性モデラーの展示「信越本線 鯨波〜青海川を行くEF81貨物」

会いたかった空冷四発さんのウェザリング作品

まず、今回の出展にあたっては、空冷四発さんにいろいろ相談に乗っていただきました。ずっとお会いしたかった方なので、当日はそれだけでもうれしかったです。

そして、その空冷四発さんの作品がこちらのDD51です。特に機関部の扉が開いていて、中までしっかり見せています。

空冷四発さんのDD51のウェザリング作品
空冷四発さんのDD51
扉を開けたDD51の機関部のウェザリング
開いた扉の奥まで見どころです

飛行機は、甲板の表現に驚きました

まず足が止まったのは、TONKAさんの1/48 F-14Aトムキャットです。カードには「汚しは正直…控え目でした」とありました。それでも甲板の滑り止めは、溶きパテに重曹と塗料を混ぜてザラザラにしているそうです。こういう素材の工夫は、すぐ真似したくなります。

ウェザリングしたF-14Aトムキャットの発艦情景
TONKAさん「1/48 F-14A トムキャット 発艦セット」
空母甲板に立つ甲板員のフィギュア
同じ作品の甲板員。手前の面の質感にも目がいきます

また、やひちさんの造形村1/48 F-4EJ改は、第301飛行隊所属機。さらにMOKEOさんのF-35Cは、灰色の甲板の中で黄色のラインや作業員の赤が効いていました。

ウェザリングしたF-4EJ改ファントムⅡ
やひちさん「造形村 1/48 F-4EJ改 ファントムⅡ」
空母甲板で整備中のF-35C
MOKEOさん「F-35C」

カーモデルは「物語」がすごい

次にカーモデルです。正直なところ、カーモデルでここまで汚すのかと驚きました。たとえばkunnyさんの2作は、雪のモンテカルロと、土ぼこりのポルトガル。つまり同じラリーでも、汚れを見るだけで場所が分かります。

雪のモンテカルロラリーを再現したウェザリング作品
kunnyさん「1975 モンテカルロラリー」(ハセガワ 1/24 BMW2002)
土ぼこりをまとったラリーカーの作品
kunnyさん「TA64セリカ 1984 ポルトガルラリー」

そしてkumadnesssさんの作品は、2018年のル・マンを制したマシンのウイニングランの場面です。タミヤ賞の表彰状とあわせて展示されていました。

ル・マンのウイニングランを再現したウェザリング作品
kumadnesssさん「LAP OF HONOUR FOR THE WINNERS」

DAM CONのエントリー22番は、1991年のル・マンで総合優勝したマツダ787Bのピットイン場面です。カードによると、こだわったのは今のレースではほとんど見られなくなった煤汚れの表現。前を走るマシンの排気を受ける向きや、空気の流れまで考えて汚しているそうです。一方でヘッドライトなどはクルーが拭き取った状態にして、まわりの煤を際立たせています。

煤汚れを再現したマツダ787Bのピットシーン
DAM CON 2026 エントリー22「マツダ787B」

ちなみに、えりあんさんの「DINER」は、レコードプレーヤー型の展示台の上にカーモデルを飾った作品です。特に発想そのものが楽しくて、しばらく眺めてしまいました。

レコードプレーヤー型の台に飾ったカーモデルのウェザリング作品
えりあんさん「DINER」

戦車のウェザリングは理由のある汚れの宝庫

正直に言うと、AFV(戦車などの装甲車両)の世界は全く分かりませんでした。それでも、いろんな方がお話ししてくれて、とてもうれしかったです。たとえばイノウエFXさんのメルカバには、作品カードにも「シナイ半島の白い砂ホコリ」「砂漠の気温で溶けたグリス」とありました。つまり、どこで、なぜ汚れたのかが言葉にできるんです。私が汚し会でお伝えしている「理由のある汚れ」そのものでした。

白い砂ぼこりのウェザリングを施したメルカバMk3D
イノウエFXさん「メルカバMk3D “最終型”」
機関部を見せたメルカバMk2Dの作品
イノウエFXさん「メルカバMk2D “最終型”」。開いた機関部も見どころです

さらに、ボーダーモデル1/35のコディアック戦闘工兵車は、ショベルやドーザーブレードの地金の表現が主役です。極端に汚くならないよう気をつけた、というカードの言葉も印象に残りました。

地金を表現したコディアック戦闘工兵車
ボーダーモデル 1/35 コディアック戦闘工兵車

また、情景と組み合わせた作品も見ごたえがあります。空冷四発さんは、DD51とは別にこちらの作品も展示されていました。さらに泥や水などの表現も素晴らしく、作品がどれも生きていました。

草むらに潜む車両を再現した情景作品
空冷四発さん「Ambushing in the…」

なお、こちらの作品の方は、これから橋をかけるジオラマを作成するそうで、とても楽しみです。

橋をかける車両のウェザリング作品
これから橋をかけるジオラマを作成されるそうです

鉄道模型のウェザリングに取り入れたいアスファルト

なかでも取り入れたいと思ったのが、アスファルトの表現です。たとえば同じ道路でも、場所によって色も質感も違います。そのうえ、ひびや白線のかすれまで表現されていて、アスファルトの違いの表現が本当に素晴らしかったです。

アスファルトの道路を再現した戦車のウェザリング作品
道路の上に置かれた戦車の情景作品
色と質感の違いを表現したアスファルトのウェザリング
同じ作品のアスファルトをアップで

つまり、線路のまわりの道路や駅前にも、そのまま使える見どころです。鉄道模型にも、ぜひ取り入れてみたいと思いました。

台座や枠、プレートまで含めて一つの作品

また、台座や枠、プレートまで、見せ方がすべて素晴らしかったです。そういうのも含めて一つの作品なんだと、とても勉強になりました。

たとえばルパンの作品や、Sho_taroさんの作品は、台座もプレートもかっこよかったです。

台座とプレートまで仕上げたルパンのウェザリング作品
ルパンの作品。台座もプレートもかっこいい
1944年の冬を再現した情景作品
Sho_taroさん「Innocence Lost in Winter 1944」。こちらも台座とプレートがかっこいい

身近な風景の作品もすごかった

そして、生活のそばにある風景の作品です。草に埋もれたカブや、白い軽トラの錆と雨だれ。だから、こうした身近な題材は、鉄道の情景にもそのまま活かせそうです。

草に埋もれたバイクの情景作品
草に埋もれたカブと猫
錆と雨だれを再現した軽トラック
錆びた軽トラック
店先を再現したジオラマ作品
作り込みに見入ってしまう情景作品

好きなナウシカのウェザリング作品も

そして、私の好きなナウシカの作品もありました。トルメキア軍とクシャナ殿下です。

トルメキア軍とクシャナ殿下のウェザリング作品
ナウシカの作品。トルメキア軍とクシャナ殿下

ここで紹介したのは一部ですが、どれも魅力ある作品ばかりで、1日があっという間に過ぎました。出展された皆さん、運営の皆さん、素晴らしい時間をありがとうございました。

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